2009年 10月 11日
「文学の眺め」〜広島県/尾道〜 by LOMO LC-A+
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先週行った尾道の写真を現像してきたので、早速アップしてみました。尾道へは15年ぶりくらいに行ったのだけど、坂の町は変わることなくとても落ち着きのある風情。すごく好きです。
この写真は文学記念室というところで、林芙美子などの尾道にゆかりのある作家の愛用品や写真が展示してある施設。施設と言ってももともとは民家だったので造りは普通の家。これがなんとも言えないくらい素晴らしい日本家屋。ボクはここの縁側に腰掛けてずーっと尾道の街並を見下ろして、ぼーっとしてました。
ここにはボランティアスタッフの方がおり、展示内容等を説明してもらえるのだけど、年配と言っては失礼だけど、一人の女性とちょっとお話をしてました。ボクは文学については全くと言っていいほど無頓着なのだけど、唯一林芙美子などが活躍をしていた時代の詩人の金子光晴の本を読んでいたので彼についてちょっとだけ文学チックに会話をしていました。
このボランティアの女性の方はもともとは名古屋の出身の方のようで、ここが好きで若い頃に移り住んできたようでした。やはり当時の尾道は情報や新しい文化が届くには時間がかかり、名古屋で過ごしていた頃より不便を感じていたみたいだけど、この土地の良さを今では実感されているようでした。
瀬戸内の海や山を眺めながら、ゆったりと流れる時間と、さらさらとした風を感じながら過ごせる尾道ならボクも移り住んでもいいかなって思えてきましたね。
ボクの写真が気になったら、ホームページ「Another Photo Box」へGO!
by pengamen
| 2009-10-11 12:33
| TOY CAMERA